ビオチンはアビジンによって効果が低下してしまいますが、この2つの成分を使ったビオチン‐アビジン法があります。ビオチン‐アビジン法とは、タンパク質や核酸の非放射線標識法の1つです。ビオチンを結合させたヌクレオチドを基質とし、DNAを合成します。するとポリヌクレオチドがビオチンと標識されできます。ビオチンと卵白に含まれる糖タンパク質のアビジンの親和力は、通常の抗原抗体反応の100万倍以上も強く、ほぼ不可逆的な結合を形成する性質があります。なので、アビジンと蛍光色素を結合させた抗アビジン・単クローン抗体を加えると、ポリヌクレオチド‐ビオチン‐アビジン‐抗アビジン抗体‐蛍光色素の複合体が形成されます。そしてそれを使って、蛍光を指標として複合体を検出することができます。他にも、ミサイル療法と言ってモノクローナル抗体と制がん剤を結びつけ、ガン細胞のみに直撃するというものもあります。

