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ビオチンの歴史

ビオチンは1901年に酵母の成長を促進させる有機成分として発見されました。初めこの成分は、ビオチンではなく【ビオス】と呼ばれていました。ビオスは3つの成分から成り立つことが明らかになり、その中の1つの成分がビオチンと名付けられました。1927年には、動物実験によって多量の生卵白を与えた結果、脱毛や皮膚炎といった卵白障害を起こすことを見いだし、これを肝臓に存在する防御因子Xが治癒することを可能としました。1931年にこの因子はビタミンHと名付けられ、補酵素Rと同じものと明らかにされ、ビタミンHとビオチンが同じ特性を持つと認められました。1961年にはカルボキシラーゼの補酵素としてビオチンが、炭酸転移反応や炭酸固定反応に関わっていると明らかにされたり、ビオチンの定量法の開発や生合成経路もされてきました。天然のビオチンはD型になり、無色の針状結晶です。水には可溶で、アルカリ溶液や熱水によく溶けます。

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